相続不動産を売却して相続人で分配したい

相続不動産は売却する前提として、相続人の名義に変更する相続登記を申請しなければならない。

売却の手続きには契約などで不動産の名義人が関わらなければならないが、不動産の名義を法定相続分で相続人全員にするか、代表相続人として相続1人の単独名義にして売却手続きを進めるかのどちらかの方法があることを説明。

話し合いの結果、相続人のそれぞれの住まいが離れていることもあり、長男の単独名義して売却することにした。

便宜長男の名義に相続登記をするが、その後に売却代金を相続人３人で分配することを明記した遺産分割協議書を作成し、当事務所で相続登記申請を進めた。

相続登記が完了後、無事に不動産の売却が済んで、相続人全員で売買代金の相続が完了したとのご連絡をいただいた。

相続財産を売却して代金を相続人で分配する遺産分割の方法を換価分割と呼びます。

金額を明確に分けられますし、空家になってしまう不動産がある場合などには有効な遺産分割方法です。

通常であれば相続人が売買代金を相続する割合に応じた持分で相続登記を申請しますが、このケースのように便宜、代表相続人単独名義にすることも可能です。

その場合には後々譲渡所得や贈与税が問題にならぬよう、遺産分割協議書の記載方法に気をつけなければなりません。

当事務所では手続きに必要な戸籍の取得、遺産分割協議書の作成、相続登記の申請のご依頼を一括で承っております。

手続きでお困りのお客様はお気軽にお問い合わせください。